首相官邸前で脱原発を求める人びとを空撮 (2012.6)

日本ビジュアル・ジャーナリスト協会 (Japan Visual Journalist Association)

 2002年に設立されたフリーランスのフォトジャーナリストとビデオジャーナリストで構成される任意団体で、現在のメンバーは15名。世界各地で苦しむ人びとの側に立ち、事実を伝えることでジャーナリズムの役割を果たしてきました。暴力による負の連鎖を断ち切るために、原因を追求し、賢明な平和的手段で解決することを訴え続けています。

1 志を共有する

JVJA会員の規約

 

 歴史上、特定の国家や軍や企業が人々に被害をもたらした場合が多くありましたが、そうした被害は、多くの場合隠されて、人々は泣き寝入りしてきました。こうした時に私たちフォト・ジャーナリストやビデオ・ジャーナリストは、人々の側にたって人々のために報道することを、自分たちの役割と考えます。私たちの取材の自由と報道の権利は、すべての人々の「知る自由と権利」に根ざします。人々の「知る自由と権利」は、人々が生命と健康と幸福とを守る権利に根ざします。人権と生命を守ることは、他の生命や地球の環境を守ることにもつながります。私たちJVJAは、私たちの仕事が人間の生命と尊厳とその環境を守ることに深いつながりをもつという認識を共有し、そのために働きたいという志を大切にしたいと思っています。

2 取材と報道の権利を守る

 9・11の同時多発テロとその報復攻撃以降、時代は以前に比べてはるかに複雑で危険になっているように感じられます。同時にジャーナリストへの締め付けが、従来にも増して大きくなり、取材と報道の権利と義務を守ることは困難になってきています。これは戦争の現場だけでなく、人権の侵害が発生するすべての現場で共通に言えることです。こうした情勢に加えて、特にフリーランスは、拘束されても保護されることが少ないし、企業ジャーナリストに比べて、危険を冒した取材をしなければ仕事が成り立たないという状況におかれています。このような事態に直面する私たちは、ジャーナリストとしての仕事を守るための横のつながりをもち、様々な事態に対処したいと考えています。

 

3 自らのジャーナリストとしての姿勢をただす

 ジャーナリストの危機的状況は、外部からもたらされるだけではありません。ジャーナリスト自身が、特定の企業や国家の要請に追随するあまり、1で述べた目的を忘れている場合が非常に多いのが実状です。こうして、取材の無意味な競争にだけ心を奪われ、前に出て撮影することだけを目的にして、現地の情勢の理解や、撮影対象である人々を理解することにはほとんど興味を示さないジャーナリストが非常に多くなっているのが現状です。人命や人間の尊厳が危機に瀕している場所を取材し報告するからには、問題への真摯な理解が要求され、ジャーナリストとしての資質や責任が問われるのは当然です。そのため私たちフォト・ジャーナリストとビデオ・ジャーナリストは、お互いの仕事を報告し合い、取材態度を批判し合い、鍛え合うことによって、この時代における人々の要請に応えるようになりたいと願っています。

 

会員:次の各項目を満たしている人

 

◯ 年会費:20,000 円

◯ 入会金:5,000円

 

A JVJAの目的の三項目に賛同し、積極的にジャーナリストとしてのこの姿勢を守り、貫こうと考えている人。

 

B  新会員の加入は、写真や映像で報酬を得るプロとしての経験のあるフリーランスのフォト・ジャーナリストかビデオ・ジャーナリストで、発表された作品(写真または映像)と志望動機などをもとに共同代表を中心に審査し、会員の賛同をえて決定する。

 

C 会員の義務は、JVJAが行なう活動にできるかぎり参加し、毎年年末の総会には必ず出席すること。やむをえない理由があるときは、共同代表に委任状を提出する。

 

 

【入会の手続き】

 

JVJAに“新しい風”を取り入れ、活動をさらに広げ発展させていくために新たに新会員を募集する。会員が入会希望者の作品などで判断し推薦する。それらの作品と文章で提出された「入会希望の動機」を共同代表が審査し、その結果を会員に伝え意見を訊く。異論があれば、再び共同代表の間で協議し、その結果をまた会員に問う形式で最終的には会員の総意で決定する。

 

 

【退会の手続き】

 

退会は自由とする。手続きは、退会希望の意思を共同代表に伝え、それを全会員に伝えることで終了する。会費の返還は行なわない。

 

【事 業】

 

毎年一度、年度総会を行なう。さらに例会など随時催し、自作を発表し、相互に批判を行う。